このたびアンソロジーの末席ですが小説を出すことと相成りました。
執筆は孤独な作業のままなのですが、書いた後の諸々の作業が集団での動きなので戸惑うことも多いです。
そんな中でプログラマーが小説を書く際に意識すべき点をいくつか発見したのでシェアします。
改行をするな
縦書きで小説を書く際の注意点です。
初っ端から胸をえぐられたプログラマーだらけだと思います。
我々の業界ではコードごとでの改行が普通ですが他の業界では違います。
縦書きの日本語はプログラミング言語と同じように改行だらけで文章を書いていると非常に読みにくくなります。
おそらく一人で作家を目指しているプログラマーはこの沼に陥っている人が相当数いるのではないでしょうか?
私はこの沼にハマり、編集の方から改善するように指摘されました。
賞に投稿しても第1次で落ちる プログラマーもいらっしゃると思います。その場合は、もしかすると改行のしすぎで読みにくくなっているのかもしれません。
下読みしてくれる仲間を見つけるか横書きで掲載してくれる媒体にターゲットを変更するなどの対策を取るべきです。
それが無理ならせめて常にクラス単位で文章を作るように意識しましょう。
メソッド単位では足りません。
我々の改行癖は筋金入りなのです。
改行は悪だと断言するくらいでちょうどよい塩梅になるのではないでしょうか?
ここで疑問形なのは私もまだまだ改行癖が抜け切れていないからです。
色々試行錯誤しつつ研鑽の毎日です。
生活を自動化する
小説の執筆には物凄く時間がかかります。
執筆時間を捻出するために生活の中で可能な物は積極的に自動化していきましょう。
毎日勉強漬けのプログラマーは他の職業と比べて可処分時間が少ない部類に入ります。
ですので会社の業務よりもまず先に自分の生活を時短するべきです。
ほとんどの会社は意味もなく私達の時間を拘束してくるので時短をしても時間の捻出にはつながりません。しかし家での生活は違います。時短したぶんだけ余裕ができます。
私の例ですとTwitter巡回の効率化から始めました。
私のTwitterを読んでくださっている方は、私が鬼のように自作ツールを開発していた時期があるのをご存じかもしれません。
この時に行なっていたのが生活の自動化です。
動機は執筆活動のためではなく「ニート生活における日々のパソコン作業の繰り返し=仕事」と感じてしまったことでの焦燥感によるものでしたが、結果的に小説を書くだけの余裕を得ることができました。
他にも色々あるかもしれないけれど
短いですがプログラマーに関連したものだとこれぐらいかなと。
もしかすると追記があるかもしれません。
多くのプログラマーの仕事と違って執筆の成果は読者に直接届きます。
反応もダイレクトに返ってきます。
それがどんなものであっても自分の名義で作られたものが誰かの手に渡るという事実は嬉しいものです。
これは下請け構造の下流では絶対に味わうことができない喜びです。
まだ想像ですが、それが本であるならばいかほどになろうかと胸がいっぱいです。
それなりの洗礼はありますが小説を出すということは得るものも多いです。
皆さんもこの記事を読んだ機会に小説を書いてみてはいかがでしょうか?
少しでも熱があるのなら挑戦する価値はあると断言できます。
それでは短いですがこの辺りでお暇いたします。
でわでわ ノシ